受験前の心構え【まとめ】
今回は受験前の心構えです。
すでに受験が始まっている人、これからの人、それぞれにとって役に立つ内容になればと思います。
大切な考え方
「人事を尽くして天命を待つ」
まず最初に、最後まであきらめず、不安になり過ぎず、胸を張って受験を乗り越えるために、この言葉を贈ります。
「人事を尽くして天命を待つ」とは、「できる限りのことをして、結果については天に任せて心を労しない」という意味です。
誰にでも言えることですが、できる限りのことをしているならば、後の事はもう流れに任せる他ありません。
というのも、結果を自分でコントロールすることはできないからです。
結果についてあれこれ心配したり不安に思ったりしても、時間やエネルギーがなくなっていくだけで、よいことはほとんどありません。
それゆえ、結果について心を労することなく、「今」できることの一つ一つに集中するのが大事。
「勉強時間」「問題を解いた数」「丁寧さ」「本気度」「考えているか」「確かめているか」ということについて、人事を尽くしているかどうか、自分に問いかけましょう。
勉強法
「アウトプットを中心に」
テスト直前は、原則、インプットよりアウトプットです。
これを忘れないでください。
テストや入試の直前は、情報を仕入れる期間ではなく、出せるようにする期間だということです。
入試まで1か月をきったりすると、勉強が間に合わないと焦り、「解く時間がないから全部読んで覚えよう」と考えてしまうかもしれません。
しかし、テスト直前に焦って知識を覚えようとするのはNG。
記憶が混乱し、適切に情報を出せなくなる可能性があります。
その解決策は、アウトプットの比率をできるだけ上げることです。
アウトプットするとは、問題を解き、知識を「出す」脳の回路をしっかりと動かすということ。
正解までの考えの道筋から、英単語のつづり、漢字の書きまで、見て覚える(インプット)のではなくて、出して確認する(アウトプット)という方法で勉強しましょう。
参考⇒「正解した問題も繰り返した方がいい?【記憶法に関する驚きの実験結果】」
睡眠について
「7時間の睡眠を」
学んだ知識は、眠っている間に脳の中で記憶として整理されます。
しっかりと脳の中で整理されてこそ、学んだ知識を適切に使うことができるようになります。
また、睡眠不足で頭が働かなくては、勉強もはかどらない上に、本番で実力も発揮できません。
急に生活スタイルを変えるのは難しいので、入試に向けてしっかりと7時間程度の睡眠をとりつつ、本番の時間帯に集中できるようにしていきましょう!
参考⇒「テスト直前の過ごし方【記憶を整理し、集中力を高め、緊張をほぐす方法】」
まとめ
「人事を尽くして天命を待つ」、「アウトプットを中心に学習する」、「7時間の睡眠をとる」
この3つを心がけ、志望校への合格を勝ち取ってもらえたらと思います。
がんばって!