勉強に答え合わせは必要ですか??
という相談を受けることがあります。
よく話を聞くと、
このように思っている小中学生が多いようです。
先に結論を言ってしまいますが、実は、
答え合わせは絶対に必要
です。
それも、
問題を解くよりも、遥かに重要
だと言ってもいいくらいです。
人によっては、これは、今後の勉強人生を左右するほどの大事なお話かもれません。
詳しく解説するので、答え合わせの必要性がわかっていただけたら嬉しいです。
勉強に答え合わせが必要な2つの理由
勉強に答え合わせが必要だと言える理由は、大きくわけて以下の2つです。
▽ 答え合わせが必要な2つの理由 ▽
- 「理解している部分」と「理解していない部分」を確認できる
- 「間違って覚えていたこと」に気づける
それぞれ詳しくみていきましょう。
「理解している部分」と「理解していない部分」を確認できる
答え合わせをすることで、「理解している部分」と「理解していない部分」を確認できます。
逆に言えば、答え合わせをしないと、自分が理解しているのかどうかを確認できません。
そして、理解しているかどうか確認できなければ、
いくら問題を解いても、効果のある勉強をしたことにならない
のです。
その理由は、
- 学力を伸ばす
- 成績を上げる
- 志望校に合格する
といった、多くの人にとって共通の「勉強の目的」を達成するためには、
- 理解している部分を定着させる
- 理解していない部分を、改めて学んで理解する
という2つが必要だからです。
特に2つ目の、「理解していない部分を、改めて学んで理解する」ことで、成績は大きく伸びます。
「わからない」が「わかる」に変わることで、学力は上がっていくものだからです。
改めて学んで、「わからない」を「わかる」に変えるために、答え合わせが欠かせないのですね。
「間違って覚えていたこと」に気づける
答え合わせをすることで、「間違って覚えていたこと」に気づけることがあります。
自信満々に書いた答えが間違っているということは、よくあることです。
それは誰にだってあることで、恥ずかしいことでもなんでもありません。
大事なのは、間違いに気づき、修正することです。
逆に、答え合わせをしなければ、間違いに気づくことができません。
もしかしたら、いつかどこかで、自信満々で間違った知識を披露してしまうかも…
それが入試本番だったら、と思うと恐ろしすぎます。
また、もっと残念なのは、間違った知識が記憶として強化されてしまうことです。
「この答えはこうだ!」と答えるとき、
- 脳内で問題と答えが結びつく
- その結びつきが表現される(書く、話すなど)
ということが起こります。
そうすると、間違った知識が定着してしまうのです。
せっかく勉強に時間と体力を使ったのに、間違った知識が定着してしまう…
こう書くと笑い話のように聞こえるかしれませんが、この状況、とっても多いのです。
答え合わせをして、間違った知識はすぐに修正しましょう。
勉強にかけた時間と体力を、目的の達成につなげるために。
問題を解くだけでは、勉強したとは言えない
ここまで読んで、
問題を解くだけでは、勉強したとは言えない
ということに気が付いた人も多いかもしれません。
実は、その通りなのです。
問題を解くだけでは勉強したとは言えず、
答え合わせをして
「理解している部分」と「理解していない部分」を確認し、
「間違って覚えていたこと」に気づくこと。
そこからが「本当の勉強の始まり」なのです。
これが「始まり」であることに注意してくださいね。
というのも、本当の勉強とは、答え合わせをした後で
- 理解している部分を定着させ
- 理解していない部分を学び直し
- 間違いを修正する
ということだからです。
答え合わせをして初めて、勉強の入り口に立てるといってもいいかもしれません。
多くの子どもたちが勘違いしやすい(あるいは「知らない」)ことなので、もう一度言います。
問題を解くだけでは、勉強したとは言えない。
答え合わせをして初めて、勉強が始まる。
伝わったでしょうか。
答え合わせをする習慣がない人、後回しにして忘れてしまう人は、必ず答え合わせをするようにして、「本当の勉強」を始めてくださいね。
まとめ【答え合わせして、有意義な勉強をしよう】
答え合わせの必要性について解説してきました。
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
▽ 答え合わせが必要な2つの理由 ▽
- 「理解している部分」と「理解していない部分」を確認できる
- 「間違って覚えていたこと」に気づける
*「理解している部分」と「理解していない部分」を確認できる *
答え合わせをしないと、自分が理解しているのかどうかを確認できません。
成績を上げるなどの「勉強の目的」を達成するためには、
- 理解している部分を定着させる
- 理解していない部分を、改めて学んで理解する
という2つが必要です。
特に、改めて学んで、「わからない」を「わかる」に変えるために、答え合わせを欠かさないようにしましょう。
*「間違って覚えていたこと」に気づける *
答え合わせをしないと、間違った知識に気づくことができず、しかも記憶として強化されてしまいます。
「この答えはこうだ!」と答えるとき、
- 脳内で問題と答えが結びつく
- その結びつきが表現される(書く、話すなど)
ということが起こり、間違った知識が定着してしまいます。
勉強で大事なのは、間違いに気づき、修正することです。
勉強にかけた時間と体力を目的の達成につなげるために、必ず答え合わせをして、間違った知識はすぐに修正しましょう。
▽ 問題を解くだけでは、勉強したとは言えない ▽
答え合わせをしてから、本当の勉強が始まります。
答え合わせをした後で
- 理解している部分を定着させ
- 理解していない部分を学び直し
- 間違いを修正する
これが本当の勉強です。
問題を解くだけで満足しないように気をつけましょう。
いかがでしたでしょうか。
答え合わせの必要性が、少しでも伝わったら幸いです。
答え合わせによって、
理解しているかどうかはっきりさせて、
理解していない部分はもう一度学び、
間違った知識は修正する。
これができれば学力は上がります。
成績も上がり、志望校の合格にも近づきます。
この文章を読んでくださったみなさんのこれからの勉強時間が、答え合わせによって有意義なものになることを願っています。