「小学5年生 割合のグラフ 問題プリント【まとめテスト】」の解答と解説です。
(↑クリックすると問題に戻ります)」
解説と解答|割合のグラフの問題プリント【まとめテスト】
『小学5年生 割合のグラフ 問題プリント【まとめテスト】』について、詳しく解説をしていきます。
1-①の解説と解答
下の表は、はじめさんのクラスで「読みたい本の種類」を調べたものです。
①は、各本の種類の人数が全体の何%になるか求めて、上の表に書く問題ですね。
何%かを答えるので、割合を求めることになります。
小学5年生 割合 問題プリント【まとめテスト】でも解説しましたが、割合とは、割合を調べたい数が
- もとにする量の何倍か
- もとにする量の何個分か
- もとにする量を「1(百分率では100)」とした場合にいくつになるか
という意味です。
それゆえ、割合は、割合を調べたい数を もとにする量でわる と求められます。
(この「割合を調べたい数」を「くらべる量」と呼びます)
ということで、下の式で割合を求めましょう。
割合 = くらべる量 ÷ もとにする量
どれがくらべる量で、どれがもとにする量なのかの判断が難しい場合は、以下のようなポイントで見分けてみましょう。
- もとにする量
⇒「~の何%」と書いてあるときの「~の」の数
※割合の基準となる量。主に「全部・全体・定価」などの数です - くらべる量
⇒ 割合を調べたい数・実際の割合の分の数
(「くらべる量」で悩む小学生は、「割合」でも「もとにする量」でもないものが「くらべる量」と考えると見分けやすいかもしれません)
今回は「全体の何%になるか」と問題にあるので、
となります。
後はこの表から一種類ずつ、先ほどの式に当てはめてみましょう。
【物語(\(16\) 人)】
\begin{eqnarray}
16 \div 40=0.4\\
\end{eqnarray}
今回は百分率で表すので、小数点を右に \(2\) つ分移動します。
よって物語の割合は \(40\) %となります。
【伝記(\(8\) 人)】
\begin{eqnarray}
8 \div 40=0.2\\
\end{eqnarray}
百分率で表すので、小数点を右に \(2\) つ分移動します。
よって伝記の割合は \(20\) %となります。
【歴史(\(6\) 人)】
\begin{eqnarray}
6 \div 40=0.15\\
\end{eqnarray}
百分率で表すので、小数点を右に \(2\) つ分移動します。
よって歴史の割合は \(15\) %となります。
【科学(\(4\) 人)】
\begin{eqnarray}
4 \div 40=0.1\\
\end{eqnarray}
百分率で表すので、小数点を右に \(2\) つ分移動します。
よって科学の割合は \(10\) %となります。
【図かん(\(2\) 人)】
\begin{eqnarray}
2 \div 40=0.05\\
\end{eqnarray}
百分率で表すので、小数点を右に \(2\) つ分移動します。
よって図かんの割合は \(5\) %となります。
【その他(\(4\) 人)】
\begin{eqnarray}
4 \div 40=0.1\\
\end{eqnarray}
百分率で表すので、小数点を右に \(2\) つ分移動します。
よってその他の割合は \(10\) %となります。
これですべての種類について、割合が出せましたね。
後は表に書き入れて終わりです。
よって答えは
となります。
1-②の解説と解答
各本の種類の人数の割合を、帯グラフと円グラフに表す問題です。
先ほど求めた割合を利用して、グラフをかいていきましょう。
今回は \(10\) %までにメモリが \(10\) 個あります。
よって、\(1\) メモリは \(1\) %です。
数え間違えのないように、気をつけてグラフをかきましょう。
答えとなるグラフは以下の通りです。
【帯グラフ】
【円グラフ】
2-①の解説と解答
下の表は、ゆりさんのクラスで、一番好きな果物を調べ、その割合をグラフに表したものです。
①は、りんごが好きな人の人数は、みかんが好きな人の人数の何倍かを答える問題ですね。
人数が書かれていないので、おどろいた人もいるかもしれません。
実は、「人数が何倍か」というのは「割合が何倍か」ということと同じです。
よって、割合で計算すれば答えがでます。
「りんごが好きな人の人数は、みかんが好きな人の人数の何倍か」なので、「りんごの割合(\(20\) %)」を「みかんの割合(\(10\) %)」でわりましょう。
以下のような計算になります。
20 \div 10=2
\end{eqnarray}
よって、答えは
\(2 \) 倍
となります。
2-②の解説と解答
いちごが好きな人の人数が \(12\) 人のとき、ゆりさんのクラスの人数は何人か答える問題です。
クラス全体の人数を調べるので、今回求めるのは「もとにする量」ですね。
こちらも小学5年生 割合 問題プリント【まとめテスト】で解説しましたが、
のでしたね。
ということで、もとにする量は、下の式で求めましょう。
もとにする量 = くらべる量 ÷ 割合
※割合は小数に直して計算します
後は式に当てはめます。
いちごが好きな人の人数が \(12\) 人で、割合は \(30\) %ですね。
\begin{eqnarray}
12 \div 0.3=40\\
\end{eqnarray}
よって答えは
\(40\) 人
となります!
まとめ
『小学5年生 割合のグラフ 問題プリント【まとめテスト】』はいかがでしたか?
割合のグラフの問題をマスターするために、
ということを意識して、これからも練習を重ねましょう。
理解した後は繰り返し練習し、割合のグラフの単元を得意分野にしてくださいね!
※得意を増やす意味⇒得意を伸ばすか、苦手を克服するかどっちがいい?どちらを優先?
その他の問題に取り組みたい方は⇒『小学生 算数プリント一覧』へ