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小学6年生 比とその利用|比の値・比を簡単にする・文章題【まとめテスト】

算数テストプリント
小学生用 算数プリント

小学6年生 比とその利用|比の値・比を簡単にする・文章題【まとめテスト】」の解答と解説です。
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解答と解説|小学6年生 比とその利用|比の値・比を簡単にする・文章題【まとめテスト】

では、比とその利用の問題プリントについて、詳しく解説をしていきます。

○×をつけるだけで終わらせず、自分で説明できるか確認し、繰り返しテストしてくださいね。
※繰り返しの重要性⇒正解した問題も繰り返した方がいい?【記憶法に関する驚きの実験結果】

1-①の解説と解答

\(72:8 \) の比の値を求める問題ですね。

比の値の求め方は以下の通りです。

\(a:b \) の比の値の求め方 = \(a \div b \)

つまり、左の数÷右の数をすれば比の値が出ます。
では計算してみましょう。

\begin{eqnarray}
72 \div 8 = 9  \\
\end{eqnarray}

よって、答えとなる比の値は

\(9 \)

となります。

\(a:b \) の比の値は、\(a \) が \(b \) の何倍になっているかを表しています。

1-②の解説と解答

\(\dfrac{10}{21}:\dfrac{5}{7} \) の比の値を求める問題ですね

先ほどと同じく、左の数÷右の数をすれば比の値が出ます。
では計算してみましょう。

\begin{eqnarray}
\dfrac{10}{21}\div \dfrac{5}{7} &=& \dfrac{10}{21}\times \dfrac{7}{5}  \\
&=& \dfrac{2}{3}
\end{eqnarray}

よって、答えとなる比の値は

\(\dfrac{2}{3} \)

となります。

分数のわり算は、逆数にしてかけ算に直すことを忘れないようにしましょう。

2-①の解説と解答

次のア~エの中から \(5:2 \) と等しい比をすべて選ぶ問題です。

ア \(100:40 \)

イ \(25:4 \)

ウ \(\dfrac{1}{2}:\dfrac{1}{5} \)

エ \(1.5:0.6 \)

等しい比を調べる問題では、

\(a:b \) の両方の数に同じ数をかけたりわったりしてできる比は、すべて \(a:b \) と等しい

という性質を利用しましょう。
つまり

\begin{eqnarray}
a:b = a \times c:b \times  c \\
a:b = a \div c:b \div  c
\end{eqnarray}

ということです。

では、それぞれかけたりわったりして \(5:2 \) にできる比を選びましょう。

必ず比の左と右の両方の数に、同じ数でかけたりわったりしましょう。

アは、両方の数を \(20 \) でわると \(5:2 \) になるのでOKですね。

イは、どうがんばっても \(5:2 \) にはなりません。

ウは、両方の数に \(10 \) をかけると \(5:2 \) になるのでOKです。

エは、両方の数に \(10 \) をかけてから \(3 \) でわると \(5:2 \) になるのでOK。

よって答えは

ア、ウ、エ

となります。

3-①の解説と解答

\(2:3=x:39 \) の、\(x\) にあてはまる数を書く問題です。

\(x\) にあてはまる数を調べる問題では、先ほどと同じく

\(a:b \) の両方の数に同じ数をかけたりわったりしてできる比は、すべて \(a:b \) と等しい

という性質を利用しましょう。
つまり

\begin{eqnarray}
a:b = a \times c:b \times  c \\
a:b = a \div c:b \div  c
\end{eqnarray}

ということでしたね。

今回、比の右がわ同士を見てみると \(39 \) は  \(3\) に \(13\) をかけた数になっています。

ということは、左がわの \(2\) にも \(13\) をかければ \(x\) にあてはまる数がわかりますね。

\begin{eqnarray}
2 \times 13 = 26  \\
\end{eqnarray}

なので、答えは

\(26\)

となります。

3-②の解説と解答

\(4:7=2:x \)の、\(x\) にあてはまる数を書く問題です。

比の左がわ同士を見てみると \(2 \) は  \(4\) を \(2\) でわった数です。

ということは、右がわの \(7\) を \(2\) でわれば \(x\) にあてはまる数がわかります。

\begin{eqnarray}
7 \div 2 = \dfrac{7}{2}  \\
\end{eqnarray}

なので、答えは

\(\dfrac{7}{2} \)

となります。

4-①の解説と解答

\(8:40 \) という比を簡単にする問題です。

比を簡単にする問題でも

\(a:b \) の両方の数に同じ数をかけたりわったりしてできる比は、すべて \(a:b \) と等しい

という性質を利用します。
とても大切なので何度も書きますが

\begin{eqnarray}
a:b = a \times c:b \times  c \\
a:b = a \div c:b \div  c
\end{eqnarray}

ということでしたね。

今回は両方とも \(8\) で割れます。

次のような計算になります。

\begin{eqnarray}
8:40 &=& 8 \div 8:40 \div  8 \\
&=&1:5 \\
\end{eqnarray}

よって、答えは、

\(1:5 \)

です。

4-②の解説と解答

\(2.5:1 \) という比を簡単にする問題です。

先ほどと同じく

\(a:b \) の両方の数に同じ数をかけたりわったりしてできる比は、すべて \(a:b \) と等しい

という性質を利用します。

今回は小数があるので、まずは両方を\(10 \) 倍して、\(25:10 \) とします。

すると、これは両方\(5 \) で割れますね。

次のような計算になります。

\begin{eqnarray}
25:10 &=& 25 \div 5:10 \div  5 \\
&=&5:2 \\
\end{eqnarray}

よって、答えは、

\(5:2 \)

です。

4-③の解説と解答

\(\dfrac{2}{5}:\dfrac{3}{5} \) という比を簡単にする問題です。

こちらも

\(a:b \) の両方の数に同じ数をかけたりわったりしてできる比は、すべて \(a:b \) と等しい

という性質を利用します。

今回は分数があるので、まずは両方に\(5 \) をかけて、\(2:3 \) とします。

すると、これ以上簡単にできませんね。

よって、答えは、

\(2:3 \)

です。

4-④の解説と解答

\(\dfrac{3}{4}:\dfrac{1}{12} \) という比を簡単にする問題です。

\(a:b \) の両方の数に同じ数をかけたりわったりしてできる比は、すべて \(a:b \) と等しい

という性質を利用します。

今回は分数があるので、まずは両方に最小公倍数である \(12 \) をかけて、\(9:1 \) とします。

すると、これ以上簡単にできませんね。

よって、答えは、

\(9:1 \)

です。

5の解説と解答

画用紙から、たてと横の長さが \(6:4 \) の比の長方形を切りとるとき、横の長さを \(12\) cm にすると、たての長さは何cmになるか答える問題です。

比は等しくなるはずなので、たての長さを \(x \) とすると次の式が成り立ちます。

\(6:4 =x:12\)

比の右がわ同士を見てみると \(12 \) は  \(4\) に \(3\) をかけた数になっています。

ということは、左がわの \(6\) にも \(3\) をかければ \(x\) にあてはまる数がわかりますね。

\begin{eqnarray}
6 \times 3 = 18  \\
\end{eqnarray}

なので、答えとなるたての長さは

\(18\) cm

となります。

「比1つ分の大きさ」を求めるやり方もOKです。
今回なら、横の長さを横の比でわると、\(12 \div 4\) で「比1つ分の大きさ」が \(3\) だとわかります。
後は、たての比に「比1つ分の大きさ」である \(3\) をかければ、長さがわかります。

6の解説と解答

重さの比が \(5:3 \) の水と砂糖で \(1.2 \) kg の砂糖水を作ったとき、水と砂糖のそれぞれの重さは何gか答える問題です。

砂糖水の重さを水と砂糖の重さに分けるので、全体を決まった比に分ける問題ですね。

この場合は、それぞれ全体の重さとの比を考えます。

水が\(5 \)、砂糖が \(3 \) なので、全体の比は \(8 \) になります。

ということは「全体:水」の比は、\(8:5 \) ということになります。

比がわかったら、後は \(x \) を使って求めてみましょう。

実際の砂糖水の重さは、「g」に直すと \(1200 \) g なので、次の式がつくれます。

\(8:5=1200:x \)

比の左がわ同士を見てみると \(1200 \) は  \(8\) を \(150\) 倍した数になっていますね。
(\(1200 \div 8 \)で見つけられます)

ということは、右がわの \(5\) を \(150\) 倍すれば \(x\) にあてはまる数がわかります。

\begin{eqnarray}
5 \times 150 = 750  \\
\end{eqnarray}

なので、水の重さは \(750 \) g となります。

残りが砂糖なので、 \(1200 \) から \(750 \) をひき算しましょう。

\begin{eqnarray}
1200-750 = 450  \\
\end{eqnarray}

なので、砂糖の重さは \(450 \) g となります。

よって答えは

水の重さ \(750 \) g
砂糖の重さ \(450 \) g

です!

こちらも「比1つ分の大きさ」を求めるやり方もOKです。
今回なら、全体の重さを全体の比でわると、\(1200 \div 8\) で「比1つ分の大きさ」が \(150\) だとわかります。
後は、水の比と砂糖の比に「比1つ分の大きさ」である \(150\) をかければ、それぞれの重さがわかります。
「全体:水」の比が \(8:5 \) ということから、水は全体の \(\dfrac{5}{8} \) 倍であることを利用して考えてもOKです。
いろいろな考え方ができますね。

まとめ

小学6年生 比とその利用|比の値・比を簡単にする・文章題【まとめテスト】はいかがでしたか?
比とその利用の単元をマスターするために、

  • 比の性質を理解して、等しい比や簡単な比を作れるようにする
    ⇒\(a:b \) の両方の数に同じ数をかけたりわったりしてできる比は、すべて \(a:b \) と等しい
  • 文章題の中で比が利用できる部分を見つける

ようにしましょう。

理解した後はくり返し練習し、比とその利用を得意分野にしてくださいね!
※得意を増やす意味⇒得意を伸ばすか、苦手を克服するかどっちがいい?どちらを優先?

その他の問題に取り組みたい方は⇒『小学生 算数プリント一覧』へ

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