「小学5年生 速さ・道のり・時間 問題プリント【まとめテスト】」の解答と解説です。
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解説と解答|速さ・道のり・時間 問題プリント【まとめテスト】
『小学5年生 速さ・道のり・時間 問題プリント【まとめテスト】』について、詳しく解説をしていきます。
1-①の解説と解答
\(8\) kmの道のりを \(2\) 時間で歩く人の時速を答える問題ですね。
時速を答えるので、速さを求めることになります。
まずは意味を確認しておきましょう。
速さの意味は下の通りです。
どれも、「\(1\) 時間あたり、\(1\) 分あたり、\(1\) 秒あたり」と、単位量あたりに進む道のりになっています。
小学5年生 単位量あたりの大きさ 問題プリント【まとめテスト】でも解説しましたが、
のでしたね。
具体的には、
\(1\) 個あたりなら個数で
\(1\) 人あたりなら人数で
\(1\) m2あたりならm2で
\(1\) LあたりならL(リットル)で、わる
ということでした。
では、速さはどうなるかというと
速さは、「\(1\) 時間あたり、\(1\) 分あたり、\(1\) 秒あたり」にしたいので、時間でわるということになります。
ということで、下の式が速さの求め方となります。
速さ = 道のり ÷ 時間
では、問題の数をこの式に当てはめてみましょう。
\(8\) kmの道のりを \(2\) 時間で歩く人の時速なので、下のような式になります。
\begin{eqnarray}
8 \div 2=4\\
\end{eqnarray}
よって求める速さは
時速 \(4\) km
となります。
1-②の解説と解答
時速 \(50\) kmの車が \(3\) 時間で進む道のりを答える問題ですね。
速さがわかっていれば、道のりの求め方は簡単です。
「時間の分だけ進める」ということなので、以下の式で求められます。
道のり = 速さ × 時間
ただし、単位を合わせることに注意しましょう。
必ず
の組み合わせになります。
忘れずに確認して下さいね。
では、問題の数をこの式に当てはめてみましょう。
時速 \(50\) kmの車が \(3\) 時間で進む道のりなので、下のような式になります。
\begin{eqnarray}
50 \times 3=150\\
\end{eqnarray}
よって求める道のりは
\(150\) km
となります。
1-③の解説と解答
分速 \(60\) mで歩く人が \(240\) mを進むのにかかる時間を答える問題です。
分速は \(1\) 分あたりに進む道のりでしたね。
ということは、「実際の道のりが、分速何個分なのか」を求めれば、時間(分)がわかります。
これは時速や秒速でも同じです。
つまり「時間」は、以下の式で求められます。
時間 = 道のり ÷ 速さ
では、問題の数をこの式に当てはめてみましょう。
分速 \(60\) mで歩く人が \(240\) mを進むのにかかる時間なので、下のような式になります。
\begin{eqnarray}
240 \div 60=4\\
\end{eqnarray}
よって求める時間は
\(4\) 分
となります。
1-④の解説と解答
\(40\) 秒で \(200\) mを走った人の秒速を答える問題ですね。
秒速を答えるので、速さを求めることになります。
速さは次の式で求めるのでしたね。
速さ = 道のり ÷ 時間
※速さは、「\(1\) 時間あたり、\(1\) 分あたり、\(1\) 秒あたり」なので、時間でわります。
では、問題の数をこの式に当てはめてみましょう。
\(40\) 秒で \(200\) mを走った人の秒速なので、下のような式になります。
\begin{eqnarray}
200 \div 40=5\\
\end{eqnarray}
よって求める速さは
秒速 \(5\) m
となります。
1-⑤の解説と解答
\(30\) 分間に分速 \(1.5\) kmの列車が進む道のりを答える問題ですね。
道のりは以下の式で求められます。
道のり = 速さ × 時間
単位が合っていることを確認したら、問題の数をこの式に当てはめてみましょう。
\(30\) 分間に分速 \(1.5\) kmの列車が進む道のりなので、下のような式になります。
\begin{eqnarray}
1.5 \times 30=45\\
\end{eqnarray}
よって求める道のりは
\(45\) km
となります。
1-⑥の解説と解答
\(2\) kmの道のりを時速 \(800\) mで進むのにかかる時間を答える問題です。
「時間」は、以下の式で求められるのでしたね。
時間 = 道のり ÷ 速さ
※「実際の道のりが速さ何個分なのか」を求めれば、時間がわかります。
では、問題の数をこの式に当てはめてみましょう。
ただし、今回は道のりの単位が違っています。
かならず単位を合わせて計算しましょう。
どちらに合わせてもOKですが、今回は「m」に合わせて計算してみます。
\(2\) km(= \(2000\) m )の道のりを時速 \(800\) mで進むのにかかる時間なので、下のような式になります。
\begin{eqnarray}
2000 \div 800=2.5\\
\end{eqnarray}
よって求める時間は
\(2.5\) 時間
となります。
※「2時間30分」や「150分」なども正解です。
2-①の解説と解答
時速 \(90\) kmを分速になおす問題ですね。
時速とは、\(1\) 時間あたりに進む道のりのことです。
これは「 \(60\) 分あたりに進む道のり」と言いかえることができますね。
分速は \(1\) 分あたりに進む道のりのことなので、
「\(60\) 分あたり」を「 \(1\) 分あたり」になおせばよい
ということになります。
つまり
ということです。
以下のような計算になります。
90 \div 60=1.5
\end{eqnarray}
よって、答えは
分速 \(1.5 \) km
となります。
※分速1500mなども正解です。
2-②の解説と解答
分速 \(12\) mを時速になおす問題ですね。
先ほどの問題の逆で、
「\(1\) 分あたり」を「 \(60\) 分あたり」にすれば、分速を時速になおすことができます
つまり
ということです。
以下のような計算になります。
12 \times 60=720
\end{eqnarray}
よって、答えは
時速 \(720 \) m
となります。
2-③の解説と解答
分速 \(30\) mを秒速になおす問題ですね。
分速とは、\(1\) 分あたりに進む道のりのことです。
これは「 \(60\) 秒あたりに進む道のり」と言いかえることができます。
秒速は \(1\) 秒あたりに進む道のりのことなので、
「\(60\) 秒あたり」を「 \(1\) 秒あたり」になおせばよい
ということになります。
つまり
ということです。
以下のような計算になります。
30 \div 60=0.5
\end{eqnarray}
よって、答えは
秒速 \(0.5 \) m
となります。
2-④の解説と解答
秒速 \(4\) mを分速になおす問題ですね。
先ほどの問題の逆で、
「\(1\) 秒あたり」を「 \(60\) 秒あたり」にすれば、秒速を分速になおすことができます
つまり
ということです。
以下のような計算になります。
4 \times 60=240
\end{eqnarray}
よって、答えは
分速 \(240 \) m
となります。
2-⑤の解説と解答
秒速 \(3\) mを時速になおす問題ですね。
「秒速⇒分速⇒時速」というふうに、ここまでの考えを \(2\) 回使って考えてみまましょう。
「\(1\) 秒あたり」を「 \(60\) 秒あたり」にして秒速を分速になおし、
「\(1\) 分あたり」を「 \(60\) 分あたり」にして分速を時速になおします。
つまり
ということです。
\(2\) 回 \(60\) をかけても、一度に \(3600\) をかけてもOKです。
今回は \(3600\) をかけてみます。
以下のような計算になります。
3 \times 3600=10800
\end{eqnarray}
よって、答えは
時速 \(10800 \) m
あるいは
時速 \(10.8 \) km
となります。
2-⑥の解説と解答
時速 \(1800\) kmを秒速になおす問題ですね。
先ほどの逆で「時速⇒分速⇒秒速」と考えてみましょう。
「\(60\) 分あたり」を「 \(1\) 分あたり」にして時速を分速になおし、
「\(60\) 秒あたり」を「 \(1\) 秒あたり」にして分速を秒速になおします。
つまり
ということです。
\(2\) 回 \(60\) でわっても、一度に \(3600\) でわってもOKです。
今回は \(3600\) でわってみます。
以下のような計算になります。
1800 \div 3600=0.5
\end{eqnarray}
よって、答えは
秒速 \(0.5 \) km
あるいは
秒速 \(500 \) m
となります。
3の解説と解答
「はるかさんは午前 \(9\) 時 \(40\) 分に家を出て、午前 \(10\) 時に図書館に着きました。家から図書館までの道のりは \(2\) kmです。歩く速さは分速何mですか」という問題です。
速さは次の式で求めるのでしたね。
速さ = 道のり ÷ 時間
※速さは、「\(1\) 時間あたり、\(1\) 分あたり、\(1\) 秒あたり」なので、時間でわります。
文章からは、
ということがわかります。
速さを求める式にそれぞれの数を当てはめましょう。
今回は長さの単位が違うので、「m」にあわせて計算してみます。
\begin{eqnarray}
2000 \div 20=100\\
\end{eqnarray}
よって求める速さは
分速 \(100\) m
となります。
4の解説と解答
「けいすけさんは \(720\) mを \(9\) 分で歩きます。 \(4\) kmの道のりを歩くと何分かかりますか」という問題です。
「時間」は、以下の式で求められるのでしたね。
時間 = 道のり ÷ 速さ
※「実際の道のりが速さ何個分なのか」を求めれば、時間がわかります。
文章からは、「道のり= \(4\) km= \(4000\) m」はわかりますが、速さは書いてありません。
速さがわからないと時間はだせないので、まずは「 \(720\) mを \(9\) 分で歩きます」というヒントをもとに、速さを求めましょう。
速さを求める式にそれぞれの数を当てはめます。
\begin{eqnarray}
720 \div 9=80\\
\end{eqnarray}
よってけいすけさんの速さは 分速 \(80\) m とわかります。
では、この速さを利用して時間を求めましょう。
時間を求める式にそれぞれの数を当てはめます。
今回も長さの単位が違うので、「m」にあわせて計算してみます。
\begin{eqnarray}
4000 \div 80=50\\
\end{eqnarray}
よって求める時間は
\(50\) 分
となります。
まとめ
『小学5年生 速さ・道のり・時間 問題プリント【まとめテスト】』はいかがでしたか?
最後におさらいとして、ここまで解説してきた公式を一覧にしておきますね。
それぞれの公式・やり方を「理解して利用する」ということを意識して、これからも練習を重ねましょう。
理解した後は繰り返し練習し、速さの単元を得意分野にしてくださいね!
※得意を増やす意味⇒得意を伸ばすか、苦手を克服するかどっちがいい?どちらを優先?
その他の問題に取り組みたい方は⇒『小学生 算数プリント一覧』へ