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テスト直前の過ごし方【記憶を整理し、集中力を高め、緊張をほぐす方法】

テスト直前の 過ごし方
実力を発揮する方法
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テスト直前の過ごし方【記憶を整理し、集中力を高め、緊張をほぐす方法】

今回は「テスト直前の過ごし方」についてです。

テストや入試の前日、あるいはテストまでの1か月という時期に「記憶を整理し、集中力を高め、緊張をほぐす方法」で過ごすか、あるいはその逆(脳を混乱させ、集中力を削ぎ、緊張し過ぎる方法)で過ごすか、どちらがいいかは聞くまでもありませんよね。

持てる力をあますことなく発揮するために、そしてそれまでの努力を結果に結びつけるために、今回はテスト直前・入試直前の過ごし方として、主に勉強の仕方、睡眠時間、呼吸法について書いていきます。

テスト直前の勉強の仕方「インプットよりアウトプット」

まず大事なこと。

「テスト直前は、原則、インプットよりアウトプット」

これを忘れないでください。

テストや入試の直前は、情報を仕入れる期間ではなく、出せるようにする期間だということです。

入試まで1か月をきったりすると、勉強が間に合わないと焦り、「解く時間がないから全部読んで覚えよう」と考えてしまうこともあるかもしれません。

しかし、テスト直前に焦って知識を覚えようとするのはNGです。

記憶が混乱し、適切に情報を出せなくなる可能性があります。

その解決策は、アウトプットの比率をできるだけ上げることです。

アウトプットするとは、問題を解き、知識を「出す」脳の回路をしっかりと動かすということ。

正解までの考えの道筋から、英単語のつづり、漢字の書きまで、見て覚える(インプット)のではなくて、出して確認する(アウトプット)という方法で勉強しましょう。

同じく、テスト前日や数分前に、暗記帳や教科書をものすごい速さで読むという勉強も危険です。

焦りが助長され、頭が爆発してしまうかもしれません。

例外として、「何度も繰り返してきた暗記帳を、テストする形で落ち着いて解く」のであればよいでしょう(結局アウトプットですね)。

また、基本的にテスト前日や数分前は、新しい問題ではなく、すでに解いたことのある問題に限定して解くようにするのも重要なポイントです。
(※基本問題の類題であれば、新しい問題でもOK)

前日やテスト数分前に解けない問題に出会ってしまったら、精神的なダメージは計り知れません。

一度理解したことのある問題、すぐに理解できる問題を前もって準備しておき、落ち着いて過ごせるようにしておきましょう。

テスト前日まで、あるいは当日まで、あきらめずにしっかりと勉強することはとても大切です。

しかし方法を誤ると、焦るうえに、記憶も混乱してしまいます。

テスト直前は、原則、インプットよりアウトプット。

これを忘れずに、地に足をつけて最後まで頑張ってほしいと思います。

テスト直前に適切な睡眠時間「7時間」

テスト直前になると、「勉強し過ぎて、全然寝てません」という話を聞くことがあります。

頑張りたい気持ちはとてもわかりますし、努力は素晴らしいのですが、結論から言うと、テスト直前の睡眠不足はお勧めできません。

実は、学んだ知識というものは、眠っている間に脳の中で記憶として整理されます。

しっかりと脳の中で整理されてこそ、学んだ知識を適切に使うことができるようになるのです。

また、睡眠不足で頭が働かなくては、勉強もはかどらない上に、本番で実力も発揮できません。

急に生活スタイルを変えるのは難しいので、テストや入試に向けて、しっかりと睡眠をとりつつ、本番の時間帯に集中できるようにしていきましょう。

ちなみに精神科医の樺沢紫苑さんは著書『学びを結果に変える アウトプット大全』で、睡眠時間の目安を以下のように説明しています。

ペンシルベニア大学の研究で、6時間睡眠を14日間続けると、2日間完全に徹夜したときと同程度の集中力低下をきたしていることが明らかにされました。(中略)

また別の研究では、6時間以上の睡眠を取らないと、勉強した内容が記憶として定着しづらいことが明らかにされています。(中略)

「睡眠不足」の状態は、ざっくりいえば、あなたの能力を半分も発揮できないようにリミッターをかけるようなものです。

アウトプットをして自己成長するには、7時間以上の睡眠は必須です。

いかがでしょうか。

どのぐらいの睡眠をとれば十分と言えるのかというのは人それぞれという部分もあると思います。

しかし、睡眠不足が勉強や実力を発揮することについての大敵であるということは疑いありません。

テスト直前でもしっかりと睡眠時間を確保することで、記憶を整理し、実力を発揮できるようにするとよいでしょう。

テスト直前に役立つ呼吸法「深い呼吸が鍵」

テストや入試が近づくと、焦って勉強に集中できない、よく眠れないという相談を受けることがあります。

そういった場合、大体において人は呼吸が浅くなってしまっています。

焦りや不安によって呼吸が浅くなっているのですね。

息の仕方と心身の状態とは、驚くほど密接に関係しているようです。

しかし、逆に言えばそれは、意識的に深い呼吸をすることによって落ち着きを取り戻し、集中し、よく眠ることができるということでもあります。

深呼吸の方法は「長く息を吐き、力を抜いて吸う」というのが基本です。

教育学者の齋藤孝さんは著書『呼吸入門』で

「鼻から3秒すって、2秒とめて、15秒かけて長くゆっくり息をはく」

これを6回、2分間やる

という方法を紹介されています。

テスト直前や勉強する前に試してみるとよいでしょう。

深呼吸のポイントは鼻から息を吸うことです。

口から吸うと、鼻から吸ったときよりも酸素が脳まで届きにくいそうです。
(※息を吐くときは、口からでもOK)

テスト直前は焦りや不安の出やすい時期です。

深い呼吸で落ち着きを取り戻し、集中力を上げて勉強に取り組み、本番に臨みたいですね。

まとめ

テスト直前は、インプットよりもアウトプットを中心に勉強すること!

しっかりと睡眠時間を確保して記憶を整理し、深い呼吸で落ち着き、集中力を上げてテストに臨みましょう!

本番で、みなさんの実力が存分に発揮できることを祈っています。

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